秋風を感じるようになった10月のある日、鎌倉の鶴岡八幡宮で行われたお茶会に
参加してまいりました。
今回は、いわゆる青年部のような若手で組織する「審心会」という会がお席持ち担当。
私も、先生方や先輩方に教えていただきながら、勉強をさせていただきました。

この日のお床は、宗徧(そうへん)流・幽々斎宗匠の「和」。
シンプルに見える「和」の一文字の中には、
平和の「和」や、調和の「和」や、和やかの「和」など、
さまざまに読み取れるメッセージが内在しています。
大好きな鎌倉の空気を吸いながら、心地よい緊張感を感じつつ
貴重なひとときを味わってきました。
★宗徧(そうへん)流 公式サイト http://www.sohenryu.com/
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鶴岡八幡宮 巴会茶会
2016年10月10日(月) 於・安房席 審心会
【会記】
床:幽々斎宗匠「和」
花入:桂篭
花:季のもの
香合:琵琶
風炉 釜:篦被(一圭)
風炉先:藍ぼかし染
棚:日月棚
水壺:高麗青磁(陶有)
薄茶盛:秋草蒔絵
主茶碗:萩 井戸形
茶杓:四方斎宗匠「直心」
蓋置:瑠璃金彩 三ツ人形
建水:棒の先
お茶:森の白(星野園詰)
お菓子:初ちぎり(みすず製)
菓子器 主:染付け市松模様、替:打ち型白化粧春夏秋冬
莨盆:黒一閑
火入:古九谷赤絵(青華)
莨入:独楽
あるクライアントさんとのご縁があり、高知県の檮原(ゆすはら)町より、年に数回「松原おすそわけ便」が届くようになりました。
送られてくる野菜の中には、初めて手にするものもあり、野菜の名前すらわからず・・・。未知なる野菜を前に、調理法を探すのも楽しい手間になっています。

それにしても、高知・奥四万十で収穫される野菜は、ものすごく力強く、毎日こんな野菜を食べていたら、カラダに元気パワーが蓄積されるだろうなー、と思います。
私は、これまで四国へ行ったことがないので、奥四万十の豊かな自然を想像しながら、
大地の恵みをありがたくいただいています。

私は今回のご縁で、日本各地、その土地でしか栽培や流通がされていない野菜がたくさんあることを知りました。日本の食文化は、奥深いですね。
「いつか行ってみたい場所」が増えるのは、幸せなことです。
少し遅めの夏休みをいただいてしまったので、周りの方々には色々とご配慮いただきましたが、
おかげさまで、リフレッシュして戻ってきました。
どうもありがとうございました。
今回の夏休みは、気の合う仲間3人で台北へ行ってきました。
台湾は、私の中では「世界イチ愉快な国」という位置づけをしている大好きな国のひとつです。
おおらかで親切な現地の方々とのふれあいや、美味しいごはんやフルーツやお茶、
台湾シャンプーや足つぼマッサージなどのお楽しみがたくさんあります。
今回は、2泊3日という短い期間だったので、本当にあっという間でしたが、
山の中で森林に囲まれながら茶道文化体験をするという、貴重な経験もしてきました。
私の好きな台湾を、少しずつきゅログでもご紹介できればと思います。