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カテゴリ「旅のこと」

 

鎌倉やまあるき

2017-07-30| テーマ きゅログ, 旅のこと |

 

週末、ふと鎌倉へ行こうということになり、
夏の北鎌倉へ。

一度も行ったことがなかった建長寺を訪れました。

建長寺は、鎌倉五山の第一位、臨済宗建長寺派の大本山。
建長5年(1253年)に鎌倉幕府の五代執権・北条時頼(1227~1263)が建立した
日本で最初の禅寺です。

さすがに真夏に寺院めぐりをする方は少ないのか、
空いた境内をゆっくりまわることができました。

毎週金曜日と土曜日には、一般の方も参加できる座禅会を開催しているようです。

この日のお天気は、幸い薄曇りで少し暑さが和らいでいたので、
少し気合いを入れて、山の中腹にある半僧坊まで階段を上り、
鎌倉の山と相模湾が一望できる絶景ポイントへ。
(果てしなく続くと思われる上り階段は、結構キツイです!)

天園ハイキングコースそのまま続く天園ハイキングコースを少し歩いてきました。

ハイキングコースでは、トレイルランをされている方や、
登山姿の方がたくさんいらっしゃったので、
一応スニーカーは履いているものの、
片手にかごバッグを持つ私は明らかに浮いていました。。。

ほんの少し歩いただけですが、山の中は少しひんやりとしていて
緑の木々が目に優しくて、リフレッシュしました。

次は、きちんと装備をして、気候のよい秋にハイキングをしたいと思います!

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大本山 巨福山 建長寺公式ウェブサイト


 

台湾旅日記(その4:茶道文化体験・後半)

2016-10-28| テーマ きゅログ, 旅のこと |

 

いよいよ、茶室にて、茶道文化体験がはじまりました。

先生は、茶人の揚さん。
やさしく穏やかな語り口で、丁寧なレクチャーをしていただきました。

茶葉は、数種類の中から2種類選ぶことができます。
私たちは、最初に凍頂烏龍茶、次に東方美人茶を選びました。

 

 
どうやら茶葉によって使用するお道具が変わるようで、最初のお茶・凍頂烏龍は、小さな急須を使って淹れていただきました。丁寧に時間をかけて淹れてくださった一杯。黄金色に澄んだ美しいお茶です。

中国茶は日本茶と違い、何煎もいただけます。
(茶葉によりますが、5~8煎くらいと聞きました。)

凍頂烏龍茶のギュっと縮まった茶葉が少しずつ広がっていくので、杯を重ねるごとに変化する香りや味を堪能できます。

 
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台北・食養山房次のお茶までは、しばらく自由時間があります。
お茶を飲み過ぎて、少し「たぷたぷ」になったお腹を気にしながら、建物の中を自由に散策させてもらいました。

ちょうど雨が上がったばかりの清々しい空気をたっぷり吸って、気分転換。
お茶に使っているお水は、豊かな自然が広がるこの山の湧き水を沸かしたものだそうです。
お水もいただきましたが、甘くてやわらかい味がしました。

次のお茶(東方美人)は、「オリエンタル・ビューティ」という名前にひかれて選びました!
こちらは、茶葉の形が大きいためか、中国茶器の蓋碗を使用されていました。
最初と異なるお道具や所作を見ることができたので、よい選択だったようです。

 

東方美人は、凍頂烏龍に比べると発酵度が高く、紅茶に近い色や味わいが特徴です。茶葉の形や匂いも、凍頂烏龍とは全く異なります。飲んだ後の後味がとても甘くて、幸せな気持ちになったお茶でした。

最後に、はちみつ水を出していただき、約3時間の茶道文化体験が終わりました。
 

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日本の茶道は、少し敷居が高いと思われがちです。しかし、私は、その根底にある精神性は、非常にシンプルなものであると捉えています。

それは「目の前にいる相手に、美味しいお茶をお出しすること」。

そのために、心を尽くして準備をし、感性を研ぎ澄ませて、よりよいコミュニケーションを図ります。

そして、その精神性は、台湾の茶道文化の中にも、確かに存在すると感じました。限られた時間と空間の中で、揚さんと私たちの4人が「場」を作り出し、そこにある種の「美」を見たように思います。

まさに、一期一会の経験ができました。


 

台湾旅日記(その3:茶道文化体験・前半)

2016-10-27| テーマ きゅログ, 旅のこと |

 

台北郊外の山の中にある自然に囲まれた空間で、茶道文化体験をしてきました。

この場所は、「食養山房」というレストランが併設されていて、食事には何度か訪れていましたが、今回、茶道体験できることを知り、せっかくの機会なので伺いました。

誰もいない山の中で途方に暮れる私たち。途中、間違った場所でタクシーを降りてしまい、誰もいない山の中(と言っても食養山房のある敷地内)で途方に暮れるというトラブルもありましたが、運よく助けていただき、無事に茶房へ到着。もちろん、海外では気持ちを引き締めて行動しなければいけませんが、台湾の方は、みなさん親切なので、ありがたいです。

 

茶房といっても、かなり広大な敷地に大きな建物が数棟建っていて、散策するだけでも一日かかりそうです。

ハイセンスな建物内のあちらこちらに、花や草木が、時にダイナミックに、時に繊細に、時に可憐に、本当に素敵に飾られています。
立ち止まって、ずっと眺めたくなるシーンが数多くありました。

 

茶道文化体験の前の心を落ち着けるひととき。さて、茶道体験のはじまり。
まずは、オープンエアの大広間で、軽く目を閉じて深い呼吸をしながら、心を落ち着かせる時間をもちます。
台北市内の騒々しさとは一転、静寂の山の中に身を置く贅沢。
少しずつ心とカラダが「ゆるり」として、来たときは気づかなかった木々が揺れる風の音や、お香の匂い、雨上がりの山の中の濃密な空気などが感じられてきます。

しばらくすると、お迎えの方が来て、茶道体験を行うお部屋へ案内してくれました。

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長くなりそうなので、次回へ続きます。