きゅログ

初釜。

2014-01-20| テーマ きゅログ, すきなこと |

昨日は、茶の湯の初釜がありました。

毎年、先生が様々な趣向を凝らして下さるのですが、
今年は、先生が炭手前と濃茶手前を披露して下さりました。

先生のお手前を拝見できるのは、年に一度あるかないかという
貴重な機会なので、私も目に焼き付けておこうと
必死で先生の所作を追っていたのですが、心に残る気づきがたくさんありました。

例えば、先生は流れるような美しいお手前をなさっているのですが、
私には、非常にゆっくりとした動作に見えました。

大変スムーズなのに、どうして見る者にゆっくりと感じられるのか・・・。

それは、一つひとつのプロセスを決しておろそかにせず、
丁寧に、そして、基本を大切になさっているからに他なりません。

コミュニケーションにおいて、「言葉」は非常に重要な要素ですが、
時には、「言葉がない」ことの方がより相手に伝わることもあります。

茶室にいる弟子一同に対し、お手前を通じて
先生が伝えたかった「何か」は、その場にいた者全てが
共有できたのではないかと思います。

 

初釜2014

中立後、後座の床には、掛物から替えられた
花と花入れが飾られていました。

“紅”と“白”の椿が活けられた花入れは、
先生のお手製とのこと。

「五節(ごふし)」の竹の花入れは、一同が「ご無事(ごぶじ)」 で
一年を過ごせるように、という思いを込めて下さったそうです。

 

相手を敬い合いながら、心を磨くこと。

それは、茶室という空間における特別なものではなく、
日常生活においても実践できる機会が多くあるのではないでしょうか。